北海道天塩町
メニュー

町長あいさつ

令和6年 新年のご挨拶

町長ポートレート_1(被写体強調)新年あけましておめでとうございます。

令和6年の年頭にあたり、天塩町の振興発展と、町民の皆さんの幸せのために、信頼関係を築き頑張っていこうと、決意を新たにしています。

昨年は、世界的に猛威を振るった新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行され、人の流れが活発になり、皆さんとお顔を合わせる機会も増えました。

年末には、天塩高校生が内閣府主催「地方創生☆政策アイディアコンテスト」の北海道代表に選抜として、本町へのまちづくり提案が全国に発表されるなど、皆さんの多くの笑顔や活躍が感じられる「飛躍の年」であったと感じています。就任直後、学校給食費の無償化から始まり、産業廃棄物処分場再開に向けた取組、ゼロカーボンシティ宣言や、まちづくり懇談会の開催など、スローガンでもあります「対話・協働・調和」を心に刻み、皆さんとの公約実現に向けて、一つ一つ議論を積み上げてきていると感じております。

新年2024年は甲(きのえ)辰(たつ)でございますが、物事の「はじまり」や「成長・成功」など、新しいことを始める、積み上げてきたものが形になる縁起の良い年です。

町政2年目を迎えるにあたりまして、昨年、皆さんと議論を積み上げてきた新規事業、子どもの遊び場や雄信内地区の災害避難場所・コミュニケーション施設などを合わせた複合型施設整備計画、公営住宅の大規模修繕や水道管敷設替えなど、既存施設の修理、医療スタッフ・介護スタッフの安定確保にも意を注ぐとともに、高大連携ワークショップで考案されたまちづくりアイディアなど、議論やアイディアを「カタチ」にして皆さんにお示しできるよう全力で取り組む所存です。

農林水産業や商工観光業、福祉・医療など、近年の物価高騰や社会情勢の影響を受ける分野につきましても、皆さんの知恵をお借りしながら、困難な課題に向き合い、天塩町の振興発展に向けて共に歩んでいきたいと思います。

さらに、町民の皆さんは勿論ですが、管内や近隣市町村、関係機関の皆さんとの連携も重要です。北海道縦貫自動車道を始めとするインフラ整備や河川・港湾・農業施策の推進について、国や北海道へ積極的な働きかけを行っていきます。

課題はまだまだたくさんあります。てしお温泉「夕映」や道の駅、鏡沼海浜公園のリニューアル、ふるさと納税返礼品の充実、全産業に及ぶ人手不足、住宅対策、学校等教育施設の改修、小学校の統廃合、災害対策の強化、自衛隊各種訓練にかかる宿営地関連施設の設置と訓練機会の増加です。課題解決のため職員一丸となって知恵を出しあい取り組むことは当然ですが、皆さんとの対話を重視しつつ、今まで以上に、法令順守と説明責任の徹底を図り、業務の執行にあたっては、町民の皆さん・行政が協働してまちづくりを行う姿勢を持ち続け、先人の方々が築いてきた「ふるさと天塩」を、これからの未来を担う世代へ継承していかなければなりません。

今年一年、心身ともに健康に十分ご留意いただき、天塩町にとって、皆さんにとって良い年となりますよう心から祈念しご挨拶とさせていただきます。

※1月1日に起きました石川県での大震災、同じ日本海に面する地域であり、また隣接する富山県は、本町への入植者が多い地域でもあります。お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りいたしますとともに、被災された皆さんに対し心からのお見舞いを申し上げます。