町長あいさつ
令和8年 7月のご挨拶

天塩川河口右岸(幌延町浜里)の海岸侵食が想像以上に進んでいます。決壊した場合、天塩川汽水域の環境が大きく変わり、シジミをはじめとする本町の重要な水産資源に甚大な影響を及ぼす懸念があります。これまで北海道開発局と北海道による大型土嚢や仮設消波堤による対策が行われていますが、昨年7月、対策箇所北側で侵食の拡大が確認されました。幌延町と北るもい漁業協同組合と連携し、抜本的な海岸侵食対策の実現に向け、6月に宗谷総合振興局、7月に留萌振興局を訪問し要望を、7月下旬には、浅野道議会議員にも協力いただき、現地の視察と意見交換会も実施できました。今後も各関係者が連携し、総合的な対策を漁業者の皆様の意見も十分に踏まえながら最善の対策を協議していきます。
天塩高等学校の入学者数の減少に伴い、設置者である北海道教育委員会では、本年度から一定の期間を高校の特色化や魅力化、入学者確保に取り組む集中取組期間として位置づけ、再編整備を留保することとしています。
本町にとって天塩高等学校は、単なる生徒の教育の場としての役割にとどまらず、保護者の教育負担の軽減、西天北地域の将来を支える人材を育むなど、極めて重要な教育機関です。この度、縁あって教育サービス業界大手の㈱内田洋行様の協力をいただき、官民連携による高校魅力化に向けた協議を開始しました。高校の生徒、中学校保護者への聞き取りによる地元高校への進学意向や高校選択のニーズの把握に加え、天塩小学校の視察も行います。民間企業が有する知見を最大限活用しながら、官民連携した高校魅力化の取組みを一層進めていきます。
「新規就農エコシステム構築プロジェクト」が本年5月から3年計画により、今春、採用した地域おこし協力隊員の着任と天塩町営農担い手協議会を軸に始動しました。現在、来年度から研修を希望されている世帯が1件、就農経験がある方が1件、農業高校を卒業され就農を希望の方が1件と、本町の農業の未来につながる明るい兆しが見え始めています。研修生受入のための住宅の整備や、民間において研修施設を整備する動き、天塩版放牧酪農テキストの整備と関係する機関との協議、また離農を予定されている方の情報を整理し、新規就農者と既存農家とをつなぐ照会カルテも作成していきます。
災害対策の一環として、DCMニコット株式会社様、興北建設株式会社様との災害協定を締結することができました。町として災害支援物資は徐々に増やしてきていますが、各地で起こる災害のたびに必要とされる対策物品等も増えてきています。その中、DCMニコット株式会社様による物資協定、それを運搬できる興北建設株式会社様とのドローン協定につきましては、本当に心強い支援協定です。心から感謝申し上げます。
今月から財務省OBの大津俊哉氏をまちづくりアドバイザーとして委嘱させていただきました。㈱内田洋行様や地域活性化起業人・重松様の紹介もしていただいています。本町にはまだまだ中央・都市部とつながる人材と知恵が必要ですし、その知恵を活用できる本町職員力の底上げも必要です。
今月下旬に、国のふるさと住民登録制度開始を見据え、関係人口・交流人口のネットワークを広げる事業を東京都内で開催します。「てしお応援団」づくりにも積極的に展開しようと考えています。
